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「亀田製菓通販いちば」スペシャルインタビュー J1開幕特別版

ゲスト:Jリーグ・アルビレックス新潟所属・ディフェンダー 早川史哉(はやかわ ふみや)選手

 

今回は2022年度サッカーJ2リーグで優勝、来季6シーズンぶりにJ1リーグ復帰を果たすアルビレックス新潟を優勝に導いた立役者の一人、ディフェンダーの早川史哉選手にお話しを伺いました。
早川選手は、2016年、アルビレックス新潟の開幕スタメンに起用され、華々しくプロデビューを飾りましたがその直後、急性リンパ性白血病と診断されます。同年、骨髄移植手術を行い、治療に専念するため選手契約も一旦解除に。
しかし、2019105日、J235節、対鹿児島ユナイテッドFC戦で右サイドバックとして先発出場。1287日ぶりの公式戦ピッチへの復活を果たしました。

健康の大切さを誰よりも知る早川選手に、日頃どのような食生活を心がけているのか、また、アスリートが試合に向けてどのように食事の調整を行っているのかなど、浅草・緑泉寺で住職 青江覚峰さんが作る精進料理を食べていただきながらお聞きしました。

記事の一番最後に亀田製菓クラブ会員限定、早川選手のサイン入り色紙プレゼント応募の入り口があります。

■アルビレックス新潟、J2リーグ優勝の要因は?
■青江覚峰の精進料理をアスリート・早川史哉選手が食す
■アスリートの食生活とは?
■急性リンパ性白血病からの復帰
■アスリートとして、バランスを整えるには?
■子どもたちにサッカーの素晴らしさを伝えたい
■モーニングルーティンで、自分の状態を知ることの重要性

©ALBIREX NIIGATA

■アルビレックス新潟、J2リーグ優勝の要因は?

-1試合1試合、全力で目の前の相手に勝ちに行く姿勢が優勝へとつながった 

青江)2022年度、J2リーグ優勝おめでとうございます。6シーズンぶりのJ1リーグ昇格が決まりましたね。今回、チームを優勝に導いたポイントはどこにあったと思われますか?

早川)リーグが開幕した当初、第4節までコンディションが悪くて勝つことができなかったのです。引き分け、引き分け、引き分け、敗戦と最下位に近いところからのスタートで、周りの人たちもネガティブな気持になったと思いますが、その次の第5節の試合で初めて勝ち、そこからはいい順位で勝ち進んで、常に上位に食い込むことができました。
その第5節の勝利(319日:対ヴァンフォーレ甲府 20)は、自分たちがやってきたサッカーに自信を持って再スタートを切るいいきっかけになりましたね。

青江)第5節の試合ですが、それまでと何かを変えた、変わったところはあったのですか?

 早川)それがほぼなくて。1試合目からチームのコンディションが悪かったのは自覚していましたが、自分たちのサッカーも、気持的にも何も変えることなく勝利できたことで、今まで積み上げてきたものをしっかりと出せば結果につながるんだということをチーム全体で共有できました。そういう意味で、あの一勝は大きかったですね。

青江)自信になりますよね。嬉しかったですか?

早川)嬉しかったですね。4試合勝てなかったときは、選手は不安にこそなってはいませんでしたが、何故勝てないんだろうと思っていましたから。 

青江)22年はそれまでと気持の上で違ったところはありますか? 

早川)今年に関しては1試合1試合、全力で目の前の試合で勝ちに行くことを目標にしていて、気づいたら優勝していましたね。J1昇格という目標をどこかで見つつも、目の前の相手に全力で当たっていくというのが今年はとてもうまくいった。それが、チーム全員が最後まで力を出し切れる要因になったのかなと思います。

青江)サポーターの皆さんも喜んでいらっしゃるのではないですか?

早川)はい。今年は本当にすごかったですね。サッカーをやっていて嬉しいのは、自分たちが勝つこともそうなんですが、周りの人たちが喜んでくれたり、応援してくれたりすることなんです。そういう意味ではとてもやりがいのある一年でした。新潟県全体というか、もちろん新潟県だけじゃないですけれども、チームを応援してくださる人たちが僕らを支えて下さって、素晴らしい関係を築くことができたと思います。

©ALBIREX NIIGATA

■青江覚峰の精進料理をアスリート・早川史哉選手が食す

-精進料理はお腹が満たされても、重く感じず、負担にならない

 青江)今日は、早川選手に緑泉寺にお越しいただき、私の作った精進料理を召し上がっていただいています。

 

早川)この唐揚げ、ベジミートで作っているんですよね? 違和感なくすごく美味しいです。全体に、思ったより味が結構しっかりしているな、と思いました。 

青江)あまりベジミートであることを意識せずに食べられるようにしようと思って作ってみました。味付けは、一般的なレシピの4分の3から3分の2くらいの塩分にしています。出汁を効かせたり下味をつけたり、舌に触る部分だけ塩を強くするなどの工夫をしています。ガパオは通常食と同じ程度の味付けですが、それ以外のメニューはそれほど味を強くつけていないです。

早川)ガパオは、肉の風味が感じられます。食感も違和感なくて、噛むと口の中に味が広がっていきますね。

青江)そう言われるのが一番嬉しいです!今日は、新潟産米で作った米粉のパンをお出ししているのですが、いかがでした?

早川)もちもちしてすごく食べやすいです。僕、小学校のときに学校で米粉パンを食べていて馴染みはあったんですが、今日のは本当に美味しかったです。パンの中の具には何が入っているんですか?

青江)焼いた長芋と(バルサミコ酢を加えて)焼いたキノコです。豆腐とビネガー、マスタードを合わせた豆腐マヨネーズに刻んだピクルスとハーブ、ケイパーを混ぜて、タルタルソースのようにしたソースを挟んでいます。

早川)お料理をいただいて、お腹がいっぱいになってきました。でも、肉や魚を食べたときの重さはないですね。食べていて楽というか、負担にならない感じです。うちの妻は肉や魚をあまり食べなくて、大豆ミートなどをよく食べるので、今日僕がいただいたような料理のレシピがあったら嬉しいですね。

 青江)今日の料理レシピをお教えしますので、奥様にもぜひ試していただければと思います。(詳しいレシピはこちらで)

■アスリートの食生活とは?

-普段の早川選手の普段の「ごはん」とは?

青江)普段はご自宅で、奥様が料理されると伺っていますが、
奥様は家ではどんなお料理を作られるのですか? 

早川)妻とは大学のときに出会いました。スポーツ栄養学の研究室に入っていて、大学院で栄養学を学んでいたんです。彼女は棒高飛びの選手をやっていて、体重を増やしたくないということもあり、そのころから脂っこいものはあまり食べませんでしたね。妻は今、リモートで自宅で仕事をしていて、仕事が終わったらパパッと料理を作り始めます。僕が病気になってからは貧血気味ということもあり、レバーやほうれん草、小松菜、アサリなど鉄分の多い食材をメニューに組み込んで食事を作ってくれています。

肉はあまり食べないですね。魚が好きなので、焼き魚はよく食べます。野菜は比較的多目で、あとは卵や鶏肉、ですね

早川選手奥様 真優さんInstagramより

青江)SNSにアップされている奥様のお料理を拝見すると、トウモロコシやナス、枝豆が多いですね。

早川)そうかもしれないですね。ナスは鉄分が多いわけではないんですけれども、新潟には沢山の種類のナスがあって、生でも食べられるナスもあります。新潟では野菜や米はもらうもの、みたいなところがあって、僕はよく喫茶店に行くんですけれども、そこに来られる農家のおじさんが「コレ持ってけ!」って下さるんですよ(笑)。

 青江)奥様のお料理は、品数が多いし、料理の盛り付けがキレイで彩りも豊かです。早川選手は魚が好きと言われていましたが、好きな野菜料理は何ですか?

早川)生の春菊と大根、ツナを合えたサラダをよく作ってくれますが、それが好きで、春菊のクセとあの香りがいいんですよね。

早川選手奥様 真優さんInstagramより

青江)新潟といえば米どころですが、ご飯は玄米、白米、どちらを主に食べていらっしゃいますか?

早川)基本玄米です。白米が美味しいことは分かっているのですが、栄養素的なことや食物繊維の豊富さなどを考えて玄米を食べています。

青江)玄米、美味しいですよね!ちなみに玄米を食べ始めたのはいつ頃ですか?

早川)妻と出会ってからです。それまでは白米を食べていて、一緒に住むようになってから玄米を食べるようになりました。いつも魚沼の知り合いの方が玄米を30キロ袋で送ってくれるんです(笑)。玄米は美味しいですよね。おにぎりにしたら圧倒的に美味しくて、漬物や梅干し、ごま塩で十分です。

青江)家庭でのお食事は、野菜を中心に早川選手の体に合わせた食事をバランスよく摂られていることがわかりました。ここからはアスリートとしての食生活に焦点を当ててお聞きしたいと思います。いつも決まった時間に召し上がられるのですか? それともスケジュールに合わせて食べる時間もバラバラだったりするのですか?

早川)そうですね。朝と夜は基本同じ時間で、昼は練習が終わったタイミング、取材が入ったらその後など、どうしても変則的になりますね。

青江)独身の選手の皆さんは、どうされていますか?

早川)高卒加入選手は1年間、大卒加入の選手は3年間、寮住まいなので、寮で出される食事を食べています。

青江)寮生活の選手は、外にラーメンを食べに行くというように、自分が好きなものを食べることはできるのですか?

早川)届けを出せばできます。僕が寮にいたときは、寮でご飯を食べた後、外にご飯を食べに行ったりしていました。

2週間に1度体重や体脂肪を測定しますが、食事の内容までは管理されていないです。でも、体脂肪などが多いと肉離れを起こしたりなど、ケガのリスクになったりしますから注意されます。肉の脂が原因で体内で炎症を起こしやすくなったりもするとも言われているので、シーズン中は皆太らないよう、揚げものなども我慢していますね。

青江)普段の食生活の中で、早川選手が注意されていることはありますか?

早川)やはりスポーツをしているので、タンパク質と炭水化物をしっかり摂ることを心がけています。パンではなくて比較的ご飯が多いですね。朝食にパンを食べることもありますが、夜はしっかりご飯を食べます。

青江)試合前の食事は、どうされているんですか?

早川)試合の2日前から炭水化物を多めに摂取しますね。90分プラスアルファ走ることができるよう、ガソリンを体に入れる感じです。アミノ酸などは試合の直前に飲みますね。試合は週に1度行われるのですが、その前後は、魚を食べることが多いです。魚が好き、というのもあるんですが、肉だと胃がもたれてしまうんです。生ものは万が一のことがあるので食べません。本当は食べたいんですけれど、生牡蠣とかはシーズン中は絶対食べません。シーズンオフは食べますよ(笑)

©ALBIREX NIIGATA

青江)ちなみにお肉は、どれくらいのペースで食べられるのですか?

早川)ハードなトレーニングが週初めに2~3日あるので、それが終わったタイミングで1度食べるようにはしています。でも牛肉や豚肉は重くて、寝る前に胃がもたれるなど体の負担になるのを感じることもあります。鶏肉は大丈夫なんですけれどね。

青江)トレーニングが終わった後は? 

早川)30分以内に食事を摂りますね。着替えたり、シャワーを浴びたり、トレーナーに体をケアしてもらう前に、体に栄養を入れます。
すぐ食べられるようにバナナとか置いています。今回いただいた精進料理が試合後の定食だったりしたら、めちゃめちゃいいと思います。

*早川選手のための精進料理のレシピは画僧をクリックで!

■アスリートとして、バランスを整えるには?

青江)食生活以外の日常生活では、どういうところに気をつけていらっしゃいますか?

早川)水分補給をしっかりすることと、睡眠時間を8時間くらいは摂るようにしています。

青江)水分は12リットル摂るといいと言われていますが、早川選手の場合、相当汗をかかれますよね。1日にどれくらい水分を摂られるのですか?

早川)1日3リットルくらいでしょうか。一度に摂るのではなく少しずつ、ちょくちょく摂るように意識しています。

青江)シーズン中とオフでは、どのように切り替えていらっしゃるのですか?

早川)シーズン中は試合に向けて自分の体を作っていかないといけません。選手としては当然のことですが、その分、オフでは少し緩めて心もリラックスするようにしています。例えば、オフの間は食生活も少し緩めています。でも、そうやって緩めているとどこかでやばいなと思い始める。シーズンオフでもサッカーのことはずっと意識していますね。112日くらいからシーズンがスタートするので、13日まではおせちを食べて、その後からスイッチを入れてシーズンを迎える感じです。

 

青江)体作りで一番大事だと思うところは?

早川)どこか一カ所を鍛えるのではなくて、全身をバランスよく鍛えないといけないと思っています。全てのことが少しずつ影響しながら自分のパフォーマンスを上げていくものだと思うので、睡眠、休憩、食事、運動などいろんなものをバランス良く、ですね。僕はもともと太りやすい体質で、高校時代、食事制限をがっつりしていた時期がありました。確かに体重は減るんですが、心の余裕がなくなってイライラしたりして。ひとつだけを削ってしまうのって難しいなと思いましたね。

 

■急性リンパ性白血病からの復帰

-病気を経験して、ポジティブになった

青江)早川選手は2016年、急性リンパ性白血病と診断され、闘病生活を送られた後復帰、現在に至るまで素晴らしいプレーを披露されています。病気の前後で、何か変わりましたか?

早川)急性リンパ性白血病と宣告されて、改めて自分の未来を考えたときに「もっと生きたい」「サッカーを続けたい」「困難に対して向かっていきたい」という思いが湧き上がりました。そして、これまで通り悔いのないよう、チャレンジしながら生きたいと思ったんです。

僕自身、病気になったことをポジティブに捉えていて、だからこそあまりストレスを抱え込まず、感情表現も含めてうまく発散するように心がけるようになりましたね。昔は感情もあまり表に出さず、淡々としていた部分がありましたが、以前より表情豊かになったなと思います。病気を経験したことで、自分がうまく出せるようになってきたのかもしれません。周りの人からも「お前、よく笑うようになったな」と。褒め言葉かどうかわからないですけれども、「関わりやすくなったね」とも言われるようになりました。 

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青江)入院されていた期間が1年くらいで、試合に復帰するまで3年半かかったそうですが、その間、サッカーをあきらめることはなかったのですか?

早川)復帰は無理かなと思ったときもありましたが、本当に周りの人がサポートしてくださったんですね。クラブも僕が復帰を望むのなら、そこまでサポートするみたいなことを言ってくださいました。人のありがたさや人と接することの大切さ、人は一人では生きていけないといったことなど、サッカーを通じて感じていたことを、病気になってより強く思うようになったので、また、サッカーができる環境に戻りたいと思いましたね。そうしたいろいろな支えがあり、待ってくれている人がいたからこそ、突き進めたと思います。 

青江)いろんな人にアルビレックス新潟のことを聞くと皆さん、「あそこはいいチームだよ」とおっしゃるのですごいなと思いました。地元の人から大切にされていて、地元の人を大切にしている。選手のことも、チームのことも大切にする、本当にいいクラブだなと思います。

■子どもたちにサッカーの素晴らしさを伝えたい

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青江)地元の子供たちにサッカーを通じて、ご自身の経験を伝えていく活動をされていますよね?

早川)サッカーは僕に数々の素晴らしい出会いをもたらしてくれました。チームワークの大切さや苦戦している仲間を助けたり助けてもらったりすることを通じて、沢山のことを学ばせてもらいました。サッカーに限らず、何か熱中できるものに真剣に取り組むことで見えてくるものがあること、いろんな壁があっても、周りの人に支えてもらいながら全力で向かっていく過程に価値があること、また、その過程の積み重ねが壁にぶち当たったときに抜け出すヒントになることなど、そうした自分の経験を子どもたちに伝えていきたいと思っています。

病気のことも合わせて僕が経験したことを話すことで何かを感じてもらい、自分が努力すること、周囲に助けてもらっていること、そして自分も周りに影響を及ぼしていることなどが伝わればと思います。

コロナ禍の今はまだ直接関わり合うことが難しいので、早くそういう状況から抜け出して、かつての僕がサッカー選手から夢や力をもらっていたように、子どもたちと一緒にサッカーをしながらそういうものを伝えていきたいですね。

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 ■2023シーズンに向けて

青江)来シーズンに向けての目標や抱負を教えてください

早川)プレイヤーとしては、もっと自分のパフォーマンスを伸ばしていきたいと思っています。試合に出て活躍して、いろんな人を喜ばせる。それがアスリートとしての自分の原点だと思っているので、そこを高めていかないと多くの人を幸せにできない。そこはずっと突き詰めなければいけないなと思っています。これまでも、サッカーを通じていろいろな人たちと関わらせていただきましたし、そうした素敵な出会いによっって、様々なものを自分自身も学んだり感じることができたので、サッカーをより一層突き詰めて、もっといいものに出会いたい、と思っています。

2023年度は6シーズンぶりにチームがJ1リーグに昇格します。僕が入団した年のアルビレックス新潟はJ1リーグだったので、やっとその舞台に戻ってプレーできるので、病気を経験した自分がどれだけの力が発揮できるかが楽しみですし、得点や結果を残したいですね。チームとしてはできるだけ上の順位で、優勝を目指しながら相手に立ち向かっていきたいと思います。

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個人的には4月に子どもが生まれる大切な年になるので、いい年にしたいです。妻もつわりなどで体調が良くない時期もあったので、体調の良し悪しに関わらず、気を配って家庭を円滑にしたいと思います。僕はひとつのことに集中すると周りの声が聞こえなくなって、妻の声も聞こえなくなって、何も話を聞いていないと言われて怒られる原因になるので、それを直したいと思います。

 

■モーニングルーティンで、自分の状態を知ることの重要性

-体も心も毎日同じではないからこそ、ルーティンで状態を確かめて、調整する

早川)ところで、最後に僕もお聞きしたいことがあります。
次のシーズンは1部昇格で、これまで以上に厳しいゲームを戦うことになりますが、
毎試合、平常心で立ち向かうためになにかアドバイスがあれば、教えてください。

青江)私はモーニングルーティンを欠かさないようにしています。朝起きて、出汁を取ってからお経を上げると、その日の調子の良し悪しが分かります。妙に焦っているな、お経を早く終わらせなきゃいけないなと思うときは、落ち着くようにしよう、と心の中で掲げて一日を始めるんです。体も心も、毎日同じ状態ではなくて、毎日違うんですね。なので、自分がどのように振れているのかをモーニングルーティンで確認し、今日はこっちに寄っているからこっちにしようと調整しています。調子が良くない日は、何故調子が悪いのか、何に焦っていてイライラしているのか考えます。問題を解決せずに何となくぼんやり、イライラしながら一日を漫然と過ごしていくと、どこかでミまたミスをしたり、ケガをしたりします。
元気は元の気、と書いて、プラスマイナスゼロの状態を表します。それに対して陽気と陰気がある。それが元々の考えなのです。モーニングルーティンを通して、今日は元気に対して陽気に振れているか陰気に振れているかを確認するんです。陽気に振れているときは調子に乗りすぎて失敗することもあるし、陰気のときは陰気で失敗することもある。自分がどっちに振れているかを知ることが大事なんです。元気の度合いが高ければ高いほどいいように思われていますが、そうでもない。それは陽気に振れすぎているということです。元気というのはプラマイゼロの状態だと思えば、無理にやる気を出さずに済むので、気持が少し楽になると思います。
早川選手も、そういったルーティンをお持ちなのではないですか?

早川)試合前はどちらの足から入るとか、決めていますね。でもたまに、どちらの足から入ったか気づかないときがあって、そういうときは気が散っているときです。ルーティンを行うことで、自分の心の状態が分かりますね。 

青江)スポーツ選手の方もルーティンを行うことで体や心の状態を知り、自らを調整されているのですね。今日は貴重なお話をお聞きすることができました。ありがとうございました。

 

インタビューを終えて

正直申し上げて私はサッカーのことを全く知りませんでした。このインタビューが決まってから急遽ルールを調べたくらい「知らない」のですが、早川選手のお話を伺って思ったことは、サッカーをしているプレイヤー、そのチームを運営するクラブ、応援するサポーターが本気でいいものを作っていこうと思っているということでした。早川選手の実直な姿勢、完治を信じて待つサポーター、それを徹底的にサポートするクラブ。お話を伺っていて何度か泣きそうになるほど温かいものがそこにあることに気付かされました。

 

今回のゲスト:アルビレックス新潟ディフェンダー 早川 史哉氏

1994年新潟県新潟市生まれ。中学入学と同時にアルビレックス新潟ジュニアユース(U-15)に入団。各年代で日本代表に選出されるなど輝かしい経歴を持つ。2012年筑波大学に進学、4年次には蹴球部主将を務める。2016年大学卒業と同時にアルビレックス新潟に加入、開幕スタメンとして活躍する一方、急性リンパ性白血病を患い闘病生活を送る。2019105日、1287日ぶりにJリーグ公式戦に出場し、復活を遂げた。2022年、所属するアルビレックス新潟がJ2リーグで優勝、6ーズンぶりにJ1リーグへの昇格が決定した。著書に『そして歩き出す サッカーと白血病と僕の日常』がある。

 

モデレーター:緑泉寺住職 青江覚峰氏 プロフィール

 

1977年東京生まれ。浄土真宗東本願寺派湯島山緑泉寺住職。米国カリフォルニア州立大学にてMBA取得。料理僧として料理、食育に取り組む。「暗闇ご飯」主宰。超宗派の僧侶によるウェブサイト「彼岸寺」創設メンバー。著書に『お寺ごはん』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『ほとけごはん』(中公新書ラクレ)、『お寺のおいしい精進ごはん』(宝島社)など。海外での精進料理公演などの実績も多く、国内外のテレビラジオ、Webなどで引っ張りだこの日本精進料理界の若手僧侶。

 

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